リコの札幌ダイアリー

古き良き時代の回想と日々を綴るブログ

もうすぐ閉館!エスタにそごうの面影を探しに行こう

現在の札幌エスタ

f:id:ecoecochang:20230711103844j:image

札幌エスタとは、札幌駅にある複合商業施設である。

ビックカメラやロフト、札幌ら〜めん共和国やナムコなどが入居している賑やかなビルだ。

 

北海道新幹線の札幌延伸に伴う再開発工事のため、来る2023年8月31日をもって閉館することが決まっている。

f:id:ecoecochang:20230711104520j:image

『45年間ありがとうございました』の文字に涙。


f:id:ecoecochang:20230711104513j:image

撮影時は閉館まで残り58日だった。


f:id:ecoecochang:20230711104516j:image

パネルに詳しくこれまでの歴史を解説してくれていて、お心づかいに感謝。またまた涙。

メッセージボードが設置されていて、閉館に寄せてものすごい数のメッセージが貼られていた。

みんな、大好きだったんだよね。

 

例によって、私もこのビルにはめちゃくちゃ思い入れがある。

ここは、デパート大好き人間である私の本拠地(!?)

《札幌そごう》があったのだ!

S・O・G・O〜そごうへ行こう♪のCMが懐かしい。

 

札幌そごうのこと

1978年(昭和53年)9月1日、

「札幌駅前国鉄バスターミナル」の跡地に、「札幌ターミナルビル」(札幌駅バスターミナル)として開業。

(この札幌ターミナルの愛称がエスタ)

そして、地下1階と地上1階〜9階に核テナントとして「札幌そごう」開店。

 

9月1日の開店日当日は晴天で、早朝から夜まで、人波が切れること無く、入場制限を何度となく繰り返し、閉店のベルが鳴ってもまだ店に入ろうとする方が多かった。(出典:さっぽろ文庫88・札幌の商い)

オープン日には、4万人もの人が行列を作ったとか。

また、

札幌そごうの開店前の8月には、20日間で延べ3000人の従業員が、札幌市内と周辺部30万世帯の一軒一軒を訪問するドアコール大作戦を実施した。(出典:さっぽろ文庫88・札幌の商い)

というから驚きである。

〜*〜*〜*〜*〜*

そごうの面影を探してみた

店内はほとんど変わっているのだが、ところどころにそごうの名残を感じることができる。

f:id:ecoecochang:20230711113406j:image

地下街(アピア)と地上を結ぶエスカレーター。

この作りと、壁の色は昔のまま。

f:id:ecoecochang:20230711113413j:image

f:id:ecoecochang:20230711113359j:image

建物に何か所か、雪の結晶があしらわれている場所がある。

白い四角い照明をよーくご覧ください。

天井の照明にも、さりげなく装飾されていたのを今回初めて知った。


f:id:ecoecochang:20230711113356j:image

店内の階段。


f:id:ecoecochang:20230711113346j:image

このドアの取手!!クリアなオレンジ色が最高にノスタルジック。


f:id:ecoecochang:20230711113416j:image

ここだけ昭和レトロ満載のエレベーター。

タイムスリップしたみたい。

f:id:ecoecochang:20230711113349j:image

シャンデリアっぽい照明も、華やかだった時代を感じる。
f:id:ecoecochang:20230711113352j:image
f:id:ecoecochang:20230711113342j:image

雪の結晶デザインがここにも。
f:id:ecoecochang:20230711113423j:image

当時と同じかわからないが、そごうっぽい色合い。

f:id:ecoecochang:20230711113403j:image

東側をのぞむ。このあたりも、数年後には超高層ビルになる予定だって。
f:id:ecoecochang:20230711113419j:image

丸いガラスの照明がステキでした。
f:id:ecoecochang:20230711113410j:image
2階はこんな風に、外通路が建物を囲んでいたとは知らなかった。

 

今となっては、何階だったのかわからないが、

噴水と吹き抜けとシャンデリアが輝いており、溢れんばかりの高級感。

本州の上流なデパートだ!

と子供ながらに特別な気分になった。

本屋さんもあったし、レストランもあったし、おもちゃ屋さんもある最高の場所。

 

この雰囲気がとても気に入って、小さな頃から母や今は亡き祖母によく連れてきてもらった。

高校生や大学生の頃は、サボって1人でよくブラブラ来たっけ(笑)

もう取り戻せない素晴らしい思い出ばかり。

 

あまりにこの場所を愛しすぎていて、

2000年12月31日のそごう閉館の日には、家族で閉館セレモニーに参加したほどである。

これまた、ものすごい人数が集まっていた。

みんな、やっぱり大好きだったんだよね。

 

そごう従業員の方々が深々と頭を下げお辞儀をする中、ゆっくり閉じてゆくシャッター。

観衆の拍手と『ありがとー!』の声。

時代の終わりを感じて、寂しくて悲しかった。

f:id:ecoecochang:20230711135026j:image

そごう去りし後、ポッカリ空いた心のスキマに、

2001年からビックカメラなどが入居して、現在まで楽しませてくれた。

そんなエスタとも、いよいよお別れかぁぁ…。

 

現在、エスタの上階に、北日本最大のガチャガチャ専門店がある。

約1000種類のガチャガチャが、ズラーーーっと並んでいるのをテレビで見た息子が、

絶対に行きたい!』

と、気も狂わんばかりに盛り上がっていたので、

閉館する前に、ぜひ出かけてみたい。

 

祖母・母・私・息子、4世代に渡るエスタの思い出をつなげたら嬉しい。

 

 

このブログは、はてなブログで運営しています。 読者登録していただけると飛び上がって喜びます♪