ギャルバッグの謎
ここでは、【ギャルバッグ=通学バッグ】としよう。
つまり“どんなものに勉強道具を入れて持って行ったのか“というお話。
令和の高校生は、ノースフェイスなんかの超オシャレで、超おっきなリュックサック(じゃなくてデイパックというの?)を背負って通学しているのをよく見かける。
たくさんの勉強道具やお弁当も全部入れることができて、実用的で素晴らしい。
では、平成の女子高生はどうだったのか。
現物がないのでまたまた下手な絵を描いてみた。お目汚しですがご覧ください。
私の周辺で流行していたバッグ・トップ3
●ナゾ1:ムラスポのショッパー
ムラスポとは、現在も大人気のスポーツショップ《ムラサキスポーツ》の略である。
皆、愛を込めて“ムラスポ“と呼んでいた。
これは、ムラスポで買い物をすると商品を入れてもらえる、要するにレジ袋だ。
素材がしっかりとした厚手のビニールで、ひもがついており肩からかけられる仕様となっている。
この袋がなぜか大ブレイク。
男子も女子もこぞって肩からぶら下げて歩いた。
中身はたいてい、高校の指定ジャージなのだが、教科書を入れてくる強者も現れた。
すぐに破れるのだが、何度も買い替えて。
あまりにこの袋が人気になりすぎて、途中から袋だけ販売するようになっていたような気が‥。
現在の有料レジ袋の先駆けだったのかもしれない。
ちなみに、ムラスポのみならす、《BEAMS(ビームス)》《EAST BOY(イーストボーイ)》等のファッションブランドでも、このタイプのショッパーを出していたっけ。
人と被りたくない私はイーストボーイ派だった。
今思えば、なぜムラスポだったのか。
なぜビニール袋に固執していたのか。
最大のミステリーである。
令和5年。気になってフリマサイトで検索してみたら、出るわ出るわ!ショッパー出品の嵐!
中には当時のデザインを出品している人もいて、物持ちがいいなと感心してしまった。
●ナゾ2:他校の指定バッグ
私の高校には、学校指定のバッグは無かったのだが、なぜか他の高校の指定バッグを持ち歩くのが流行。
これは、暗に【彼氏(彼女)が他校にいる】ということを示している。
今でいう匂わせ。
他校バッグを持っている子は、羨望の的となっていた。すごい大人に見えたよね。
(ただし、友達や先輩からもらったパターンもあるので一概には言えない。)
●ナゾ3:マジゾンバッグ
この記事を書くにあたって少々調査してみたのだが、マジソンバッグって平成よりずっと前の昭和(1970年代頃)に大流行した伝説のバッグらしい。
マジソンスクエアーガーデンバッグ
エース株式会社が、1968年から1978年にかけて製造・販売していた絹目ビニール製バッグ。
学生用バッグとして人気があった。
エース株式会社は、本品の意匠登録をしていなかった模様で、廉価版の模造品が続出した。
(出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ちなみに、マディソン・スクエア・ガーデンはアメリカにあるスポーツアリーナである。
東京でいう代々木体育館みたいなものらしいが、このマジソンバッグとは一切関係ないそう。
(知らなかった!)
なんと、令和の現在も復刻モデルが販売されている。
昭和・平成・令和と3世代進化し続けているのだ。
令和版は、スマホの充電USBポート付きでスマホを充電しながら持ち歩けるものもあるようだ。
まさかこんなことになっているとは‥!!ただただ素直にびっくりした。
この3種は、私の経験した狭い世界の記憶なので、地域や学校によって全国に多彩なバリエーションがあったのだろう。
これらが同時期に流行していたのだから、流行が多すぎて大忙しだった。
あ〜懐かしすぎて泣きそう。
このブログは、はてなブログで運営しています。 読者登録していただけると飛び上がって喜びます♪